Diary Archive

残暑な気分

日本に帰ってきてから、あまりブログを更新していませんでした。
引きこもり時間が多く、あまり刺激がなかったせいで、
特に書きたいことがなかったのだと思います。
夏らしいことをしないまま、9月を向かえて、
日が短くなっていくことを受け入れながら、
少し感傷的な気分になる季節です。

インスタレーションを作り終えて、
季節的に感傷的になってはいますが、今週末にはダンスの公演があります。
そろそろもう集中力を上げて、公演にのぞみたいと思います。
名古屋で公演できる機会はそうないので、
名古屋にいる方にはぜひ来てほしいです。

名古屋で公演をしてから、山口で数日過ごし、
それからすぐにツアーにでます。
日本でゆっくりする時間はしばらくありませんが、
残り少ない日本の夏を大切に過ごしたいと思います。

 

 

あいちトリエンナーレ開幕

先週末にあいちトリエンナーレが始まりました。
とても大きな現代アートのフェスティバルです。
このフェスティバルは今回が第一回目で、
本当に生まれたばかりのアートフェスティバルです。

僕はインスタレーションの設置のために、数日前から名古屋入りして、
オープニングまでの間、自分のインスタレーションの準備をしていました。
初めてのことばかりで、戸惑うことも多々ありましたが、
スタッフの方々の助けを借りながら、なんとか無事展示できることができました。

最初のフェスティバルで、スタッフの人たちも本当に大変そうで、
トラブルも沢山出ていたようで、そういう大変なものを立ち上げて、
町と社会を動かしていく情熱にとても感銘を受けました。
そしてこのフェスティバルが生まれるという貴重な瞬間に立ち会えたことを
とても光栄に感じています。

僕自身も初のインスタレーションの発表となりました。
僕にとっては大きなチャレンジです。
ちょっと刺激の強いインスタレーションで、
不快感を持つ方も沢山いらっしゃると思いますが、
とりあえず鑑賞してもらえるとうれしいです。
初日に子供とか泣いていたので、お気をつけください。

今回このインスタレーションを発表できるようになった機会は、
昨年の横浜でのダンス公演まで遡ります。
その際にスタッフの方々に無理を言って、会場の隅に展示させてもらい、
それをトリエンナーレのキュレータの方が見てくれたのがきっかけです。

昨年の公演のときのスタッフの方々、とくにSTスポットのスタッフの方々、
それから、トリエンナーレの建畠さん、拝戸さん、エマニュエルさん、
テクニカルスタッフの方々、名古屋嬢ばかりに気を取られていた西田君、
こういった機会を与えてくれた皆さんにとても感謝です。

このフェスティバルが沢山の人々の記憶に残り、
末永く続くことを願います。
僕はインスタレーションの次はダンス公演で、盛り上げられればと思います。

引きこもり

夏のお盆ですが、インスタレーションの最終仕上げのため、 家に引きこもっています。 さらにヘッドフォンで耳を塞がれています。 電子音と光刺激の毎日で、あまり楽しいものではなく、 どちらかと言うと不快です。 こんな夏は初めてです。 不快な思いをしていますが、 お客さんにインスタレーションを楽しんでもらいたいと思いますので、 良いものに仕上げます。 来週にはトリエンナーレがオープンします。 楽しみにしていてください。 余談ですが、今日は名古屋の方のテレビで僕のダンス公演が紹介されたそうです。 見れなかったのですが、見た方がいたら教えてください。

いよいよ

あいちトリエンナーレの準備のためとインタビューのために名古屋に行ってきました。
オープニングまで二週間ほどなので、
スタッフの人々はとてもとても忙しそうです。

トリエンナーレが始まるんだなぁというお祭り感が町に漂ってきていましたし、
僕にもそういう実感が生まれてきました。
このお祭りの中にいられる名古屋の人がうらやましいです。

僕のインスタレーションも大詰めです。
僕にとってもダンス以外の作品の展示は初めてですから、
スタッフの人たちの協力を頂きながら、少しずつ前進しています。
ダンスの作品ではもちろん、美術の方でもお客さんにぜひ喜んでほしいですし、
このトリエンナーレの盛り上がりに貢献できればと強く思います。


ダンス公演のチケットご希望の方は、ご連絡ください。
contact@hiroakiumeda.com




草間弥生carと僕。


近況

最近、すっかりブログのペースが落ちてしまいました。
何をやっていたかと言いますと、

引っ越し
YCAMで滞在制作
美術館でのパフォーマンス
引っ越し

という具合です。


少しずつ書きますと、
YCAMという山口にあるアートセンターで、
新作の制作を始めました。
滞在制作と言って、センターのスタッフと一緒に作品を作ります。
来年の2月に発表する予定です。

それから東京国立近代美術館でパフォーマンスをしました。
内藤廣さんという建築家のインスタレーションの中で、
踊るというものです。
ライトがとてもとてもおもしろいもので、
そのライトをどう見せるかということをテーマに踊りを作ってみました。
ライトを見せるための踊りというのは始めてで、とても勉強になりました。
それと思いがけないような人たちが見に来てくれて、とても感謝しています。

それと引っ越しです。
今年は日本にいる期間が多いので、
しっかり仕事に打ち込める環境がほしくて、
今後のためにも、家を借りることにしました。
海外ではなくて、東京です。
おもしろいところなので、お時間がある人は遊びに来てください。

昨日はあいちトリエンナーレの記者発表に出席してきました。
あまりそういった経験がないので、話すことに余裕がありませんでしたが、
少しでも僕の作品とトリエンナーレに興味を持ってもらえれば、うれしく思います。

夏は、この新居でひたすらあいちトリエンナーレと、
今後の活動のための準備をします。

インターネットがまだ繋がっていないので、
まだマクドナルドに引きこもりです。



今日から

東京国立近代美術館でパフォーマンスをしています。
一回のパフォーマンスが10分ほどで、 一日二回です。
時間は一つ前のブログで確認してください。

建築展なので、普段建築を見ない人、普段ダンスを見ないと人、
普段両方見ない人にも、ちょっとお得だと思います。

お時間ある方は、チケットを用意することができますので、
ご連絡いただければと思います。
携帯電話の番号が変わりまして、さらに美術館では繋がらないので、
下記にアドレスにメールをください。

contact(at)hiroakiumeda.com



写真提供:内藤廣建築設計事務所




やっぱり中止

やっぱり、今日のワークショップは中止になりました。
理由はさておき、もし行こうと思っていた人がいましたら、
お気をつけください。

来年またリベンジさせてもらいます。

workshop

今日と明日ワークショップやってます。
お時間がある方はぜひ来てください。

Whenever Wherever Festival 2010
梅田宏明|ウメダ・ テクニック >>


ワークショップをやっても、あまり人が来てくれないので、
それがトラウマになっています。
沢山来なくてもいいのですが、少しは来てほしいなと思っていますよ。

ワールドカップ

サッカーのワールドカップが始まりました。
2002年のワールドカップのときから、
不思議なもので、この時期にはいつもフランスにいます。
今回はアパートにテレビがないので、
どうやって観戦しようかと思っていましたが、
なぜかイラクのサイトで、画質は悪いのですが、
全試合を放送しているので、問題なく観戦できています。
あとはカフェのテレビで観戦という手もあるのですが、
日本戦を放送しているか定かでないので、
やっぱりイラクサイト観戦が妥当な手段だと思われます。

ここ最近のネットのコメントを見ていると、
監督や選手批判がとても多いことが気になっています。
サッカー好きに特に多い傾向です。
4年前のブログでも書いたのですが、
僕はこの批判に対してとても批判的な立場をとっています。
なぜこうなるのか気になって仕方がないので、
僕なりにこのファン心理を理解しようと努めてきました。
なるべく簡潔に説明してみます。

まず日本代表は、日本人である自分の理想の投影像であるということ。
なので、自分の理想が実現されない場合に、
その原因をどこかに帰属させたくなります。
なので、そこで目立つ監督や中心選手に批判が集まり、
「オレの理想通りにならないのは、あいつのせいだ。」となります。
そしてこの日本代表より遠い人ほど、こういったデリカシーのない批判をします。
もし岡田監督や、選手達が、自分の家族や友人だったら、
そんなデリカシーのないことを言わないでしょう。
近い人ほど、それが他人だとわかるので、
自分の理想の投影などしないのです。

どんなものごとでも、素人が口を出すということは、
傲慢で恥ずかしいことです。
ここでいう素人とは、”日本代表に関わっていない全ての人々”です。
日本のサッカーの最高機関が選んだ監督と選手で、
日本人最強のチームが日本代表です。
“私”の国の代表と言うのであれば、
いい結果も悪い結果も、”私”の結果として受け入れなければなりません。

もし今日、日本が勝ったら
きっととてもうれしいでしょうし、
負けたら、悔しくて落ち込むでしょう。
それが私というものだと思います。
とは言ったものの、僕自身そんなに感情的になるとは思えませんので、
僕にとって日本代表は、それほど私ではないのだと思いますが、
それが私だと言いたくなるような、結果であってほしいです。
それでも僕はそれを私だとは言いたくないですけど。

ガンバレ、ニッポン。

ご縁玉、再び

パリ日本文化会館で「ご縁玉」の上映があったので、行ってきました。
前にこのブログでも書きましたが、
末期がんであった山田泉さんという方と、
エリックマリアというチェリストの出会いを
ドキュメンタリーで追った作品です。
前に日本で見ていたのですが、今回は日本語字幕がなかったために、
僕自身は、あまり理解できなかったのですが、
会場は満員で、多くのお客さんが喜んでいたようです。

映画の中で、エリックマリアがホスピスでコンサートをするシーンがあるのですが、
上映会のあと、何人かの人に
「あなたもホスピスで踊らないの?」と聞かれました。
答えは”Non”です。
理由は、僕はエリックマリアほど強い覚悟がないからです。

映画の中で、山田さんやホスピスの人々に演奏する
エリックマリアの姿が描かれています。
そこには彼の強い覚悟が、映っているように感じました。
それは、死を感じている人と向かい合う覚悟です。

山田さんにしても、ホスピスの人々にしても、
近くに自分の死があるということを意識して、生をカウントしている人々です。
そういった人たちに、中途半端な善意で
向かい合えるものではないと僕は思うのです。
「かわいそうだから」なんていう傲慢な善意で向かい合うことは、
とてもじゃないけど、あり得ません。

演奏がうまいとかそんなレベルの話ではなく、
生の時間をカウントしている人々の貴重な時間の一部に、
自分が関わるということは、誰もができるものではありません。
現実的に、相手がそれを喜ぶかわかりませんし、
もしかすると迷惑になるかもしれません。
「それでも自分はすばらしい時間を彼らに提供したいんだ」
という強い覚悟がないとできないのです。

エリックマリアがどういう生い立ちで、どういう経験があったのか、
僕は詳しく知りません。
ただこの映画から、彼にはそういった行動をとる強い動機があり、
強い覚悟をもっている人であることがよくわかります。
そしてそういった行動が多くの人を動かすのだと
この映画と彼の姿から、教えられました。




Home > Diary Archive

Return to page top